『琉球・沖縄学』
『琉球・沖縄学』
『琉球・沖縄学』とは、僧侶・学者の両面性を持ち合わせる、球陽寺(コザ山 ライカム院 球陽寺〈コザ本願寺《沖縄市》〉)の住職・副住職・前住職が、『ユタ・ウサギヤ・サンジンソウ・カミンチュ・ノロ(琉球・沖縄民間信仰者)』の方々を中心とする、『琉球・沖縄民間信仰』の対義語として使用する、宗教学上の専門用語です。
沖縄県内では、一口に、『琉球・沖縄学』と申しましても、沖縄全島、各々、作法・心得が異なります。
『琉球・沖縄学』は、学術的・学問的分類として、『琉球・沖縄学』・哲学と『琉球・沖縄学』・教育学に大別できます。
さらに、『琉球・沖縄学』・教育学は、『琉球・沖縄学』・教育学(家庭教育学)と『琉球・沖縄学』・教育学(社会教育学)に大別できます。
『琉球・沖縄学』・哲学とは、 『琉球・沖縄学』の風徳・土徳を研究・学習する目的があります。
『琉球・沖縄学』・教育学とは、青少年が、『琉球・沖縄学』を体験することにより、風徳・土徳は、勿論、『琉球・沖縄の思想』・『琉球・沖縄の歴史』・『琉球・沖縄の非戦・いのち』を研究・学習する目的があります。
『琉球・沖縄学』・教育学の実践として、『琉球・沖縄学』・教育学(家庭教育学)と『琉球・沖縄学』・教育学(社会教育学)の研究・学習は、青少年が、家庭・社会の一員としての自覚を持ち、自己の考えだけに留まらず、率先し、他者の考えも受容する、多様式・人間形成を目的としています。
『琉球・沖縄学』・教育学は、非戦・いのちの尊厳性が根底にあり、未来を担う、青少年の人生が、有意義に、且つ、逞しい日々であるようにと願ってやまない、青少年健全育成における、当院・固有の教育理論でもあります。
当院は、『琉球・沖縄学』・哲学について、沖縄県民を対象とする、『沖縄学習(葬式・法事・年中行事)講義』・『沖縄学習(エイサー)講義』『沖縄学習(非戦・いのち)講義』を沖縄県・市町村、教育委員会・老人クラブ連合会・婦人連合会などで実践させていただいています。
無論、 『琉球・沖縄学』・教育学について、青少年を対象とする、講義も同様です。
具体例を申し上げますと、沖縄県では、ウグヮンス・ブチダン(お仏壇)・ハル(お墓)の重箱・菓子・果物など、ウサギムン(供物〈お供え物〉)をウサンデー(下げ膳)するとき、老若男女を問わず、
「ウサンデーサビラ(下膳いたします)」
とウートートゥ(合掌・礼拝)します。
沖縄県内では、一見、日常茶飯事の光景かと思いますが、グソー(後生)のアミダブトゥチ(阿弥陀如来)・ウヤファーフジ(御先祖)を畏敬しつつ、優しく気遣いながら声かけをする、思いやりの心が、
「ウランデーサビラ」
というウグヮンクトゥバ(御願言葉)・グイス(拝詞)にあるといわれています。
現代の家庭問題・社会問題にあって、私達、各々が、
「ウランデーサビラ」
と同様、自己・他者を畏敬する、
「ウートートゥ」
の心に恵まれるとき、諸問題のみならず、人生も好転するのではないでしょうか。
そのような、大いなる夢を持ちつつ、沖縄県内、行政・企業・学校などにて、『琉球・沖縄学』・哲学と『琉球・沖縄学』・教育学を誘因とする、仏教・浄土真宗を講義を実践させていただいています。
「サリ、アートートゥ、ウートートゥ(合掌・礼拝)」