住職挨拶
住職挨拶
球陽寺(コザ山 ライカム院 球陽寺〈コザ本願寺《沖縄市》〉)は、京都開創・正嘉2(1258)年(鎌倉時代)、沖縄遷座・昭和36(1961)年(開創800年)、浄土真宗本願寺派(西本願寺〈京都府〉)、海外・沖縄開教の宗匠寺院です。
日本宗教連盟(東京都)・全日本仏教会(東京都)・京都仏教会(京都府)・沖縄県宗教研究会(沖縄市)に加盟する当院は、球陽院(阿弥陀堂〈本堂《築地本願寺様式》〉)・球陽閣(御影堂)・ビジュル堂・球陽廟(納骨堂)・球陽苑(永代供養堂)・球陽会館(門信徒会館)・球陽楼(鐘楼堂)・球陽門(仁王門)・球陽庵(庫裡)・球陽寺公園・球陽寺通りの伽藍・境内を所有しています。
『沖縄県最大の石像寺院』の当院は、仏教・浄土真宗・浄土真宗本願寺派の宗教・宗旨・宗派に所属しています。
『コザ最古の仏教寺院~コザ長老(帰依院釋穆龍法師)・コザ大仏(日本最小)・コザ仁王(沖縄県最強)~』の当院は、清和天皇(第56代天皇)の末裔、源氏(清和源氏)・帰依院釋光龍法師(源 宗仲 師〈当院・第1代住職《開基》〉)により、学林『帰依大学』として開創されました。
以来、老若男女・道俗時衆等、仏教・浄土真宗の学問道場として、山号・院号・寺号は、安徳院→臥龍山 安徳寺→コザ本願寺布教所→コザ山 球陽寺→帰依山 コザ真宗寺→コザ山 ライカム院 球陽寺(コザ本願寺)に改称しています。
山号『コザ山』の『コザ』とは、沖縄市の前身が、越来村・美里村の市町村合併で誕生した『コザ市』であることから、『コザ』に法義繁盛・念仏興隆の法意にて、『コザ』の市名に由来しています。
院号『ライカム院』の『ライカム』とは、嘗て、当院が、ライカム(琉球米軍司令部)・通訳寺院であったことから、『ライカム』に法義繁盛・念仏興隆の法意にて、『ライカム』の字名に由来しています。
主たる寺号『球陽寺』の『球陽』とは、琉球王朝・正史『球陽』が、兵庫県の『甲陽』・岡山県の『山陽』・長崎県の『崎陽』など、一国の美名であることから、『球陽』に法義繁盛・念仏興隆の法意にて、『球陽』の書名に由来しています。
副たる寺号『コザ本願寺』の『本願寺』とは、浄土真宗本願寺派・本山が、『本願寺(龍谷山 本願寺〈西本願寺《京都府》〉)』であることから、『本願寺』に法義繁盛・念仏興隆の法意にて、『本願寺』の寺号に由来しています。
『日本唯一の片仮名寺院』の当院は、『コザ本願寺』・『コザ寺』・『エイサー精舎』・『ビジュル精舎』・『ライカム院』・『大仏院』・『仁王院』・『球陽学林』・『コザ学林』・『球陽大学』・『コザ大学』の親称があります。
『コザ本願寺』の栄名は、帰依院釋宗龍法師(帰依〈源〉 宗信 師〈当院・第17代住職〉)が、浄土真宗本願寺派・開教使として、ハワイ別院・パールシティ本願寺・ワイパフ本願寺(以上、アメリカ)に出仕した経歴があり、昭和36(1961)年、浄土真宗本願寺派の特命により、コザ市にコザ本願寺布教所を開設したことに由来しています。
また、昭和50(1975)年、当院が、勝如上人(大谷 光照 師〈本願寺・第23代宗主〉)より、公称『コザ本願寺』を下付されたことに由来しています。
故に、平成13(2001)年、全国に先駆け、沖縄開教の象徴『コザ本願寺宣言』を制定しました。
現在に至って、『コザ本願寺』と親称されるのは、当院が、『コザ最古の仏教寺院』と敬称される象徴でもあります。
『コザ寺』の栄名は、仏教・浄土真宗・『琉球・沖縄学』の純粋研究・比較研究に学術貢献した、『球陽学林』・『コザ学林』の祖・帰依院釋穆龍法師(コザ長老〈当院・第15代住職〉)の尊号『コザ長老』に由来しています。
また、帰依院釋穆龍法師が、国際大学(沖縄国際大学〈宜野湾市〉)・中央高校(球陽高校〈沖縄市〉)の教授・教諭として、大学・高校教育に携わったことに由来しています。
現在に至って、『コザ寺』と親称されるのは、当院が、沖縄返還以前より、沖縄県民の仏事・行事を司祭する象徴でもあります。
『エイサー精舎』の栄名は、当院が、エイサー始祖・木像『袋中上人』を安置することに由来しています。
また、帰依院釋龍照法師(帰依 龍照 師〈当院・第18代住職〉)が、沖縄市青年団協議会(沖縄市)・沖縄市諸見里青年会OB会(沖縄市)に所属することから、沖縄県民を対象とする、『沖縄学習(エイサー)講演会』など、琉球伝統芸能の継承を寺院・住職活動、布教・伝道・開教活動の一環としていることに由来しています。
重ねて、当院が、戦後、エイサーの復興に尽力された、沖縄市青年会(沖縄市)・北谷町青年会(北谷町)会員の手次寺(菩提寺)であることに由来しています。
故に、平成13(2001)年、全国に先駆け、沖縄芸能の象徴『エイサー精舎宣言』を制定しました。
現在に至って、『エイサー精舎』と親称されるのは、当院が、毎年、袋中忌法要・エイサー奉納法要・子供エイサー奉納法要・エイサー供養法要を厳修・勤修する象徴でもあります。
『ビジュル精舎』の栄名は、当院が、石像『コザ・ビジュル(コザ爺婆)』・石像『コザ・ビジュル(アンパンマンシリーズ)』を奉納されたことに由来しています。
『ライカム院』の栄名は、当院が、北中城村ライカムと隣接することに由来しています。
また、当院が、嘉手納飛行場(在日米軍空軍施設〈沖縄市・嘉手納町・北谷町〉)・キャンプ瑞慶覧(在日米軍中枢施設〈宜野湾市・沖縄市・北谷町・北中城村〉)の在日米軍基地に隣接することから、沖縄県民を対象とする、『沖縄学習(非戦・平和)講演会』など、沖縄恒久平和の継承を寺院・住職活動、布教・伝道・開教活動の一環としていることに由来しています。
重ねて、帰依院釋宗龍法師が、ライカムボーイスカウト202隊・ライカムカブスカウト202隊の隊長として、青少年を指導していたことに由来しています。
故に、平成13(2001)年、全国に先駆け、沖縄平和の象徴『ライカム院宣言』を制定しました。
現在に至って、『ライカム院』と親称されるのは、昭和45(1970)年、帰依院釋宗龍法師が、『コザ暴動』を日米通訳者として鎮撫貢献した象徴でもあります。
『大仏院』の栄名は、当院が、沖縄市・門信徒から、一周忌法要記念として、石像『コザ大仏(阿弥陀如来〈タイ《天保11[1840]年[江戸時代]》開眼〉)』・丈六仏座像(1丈6尺仏〈4.8m〉÷2=8尺仏〈台座有2.4m・台座無1.4m〉)を奉納されたことに由来しています。
また、当院には、『大仏信仰』の推進者である、ユタなど(琉球・沖縄祭事者)の方々も対象とする、『沖縄親鸞研究会』・『コザ仏教研究会』・『コザ浄土真宗研究会』の生涯学習会があり、仏教・浄土真宗のみならず、『琉球・沖縄学』を講義することに由来しています。
現在に至って、『大仏院』と親称されるのは、当院が、ユタなどの歴史的文化を副敬する象徴でもあります。
『仁王院』の栄名は、当院が、沖縄市・建設会社から、創立55周年記念として、石像『コザ仁王(中国〈慶応元《1865》年《江戸時代》〉開眼)』・9尺天部立像(2.7m)を奉納されたことに由来しています。
また、当院には、沖縄遷座の機縁になった『コザ仁王伝説』があり、記載される『琉球・沖縄民話』に由来しています。
現在に至って、『仁王院』と親称されるのは、当院が、中国の歴史的文化を副敬する象徴でもあります。
『球陽学林』・『コザ学林』に関連する、『球陽大学』・『コザ大学』の栄名は、当院が、沖縄県宗教研究会より、学号(沖縄県教育功労報奨〈論文部門〉)『球陽大学』・『コザ大学』を拝受したことに由来しています。
また、帰依院釋龍照法師が、星槎国際大学大学院(神奈川県)・星槎国際大学(神奈川県)・名桜大学(名護市)の講師として、大学院・大学教育に携わったことに由来しています。
故に、平成13(2001)年、全国に先駆け、『琉球・沖縄学府』の象徴『球陽大学・コザ大学宣言』を制定しました。
現在に至って、『球陽大学』・『コザ大学』と親称されるのは、帰依院釋龍照法師が、沖縄県宗教研究会・理事長を歴任する立場から、当院が、『学問の寺院』・『受験の寺院』と敬称される象徴でもあります。
『京都四神寺院~青龍院(東方)・朱雀院(南方)・白虎院(西方)・玄武院(北方)~』の当院は、『青龍院』に相応する寺院立場から、歴代住職・副住職・寺族の名前にあって、『青龍院』を象徴する『龍』の法諱を継承しています。
歴代住職は、古今、第1代住職・帰依院釋光龍法師→第2代住職・帰依院釋龍善法師(源 宗重 師)→第3代住職・帰依院釋龍水法師→第4代住職・帰依院釋可龍法師(安徳院)→第5代住職・帰依院釋永龍法師→第6代住職・帰依院釋炎龍法師(臥龍院)→第7代住職・帰依院釋龍仙法師→第8代住職・帰依院釋龍苑法師→第9代住職・帰依院釋安龍法師→第10代住職・帰依院釋雪龍法師(球陽院)→第11代住職・帰依院釋龍暉法師→第12代住職・帰依院釋慈龍法師(コザ院)→第13代住職・帰依院釋龍慧法師→第14代住職・帰依院釋秀龍法師(球陽長老)→第15代住職・帰依院釋穆龍法師→第16代住職・帰依院釋深龍法師→第17代住職・帰依院釋宗龍法師→第18代住職・帰依院釋龍照法師→第19代住職・法名釋薫龍(帰依 薫龍 師)が継職しています。
副住職は、法名釋薫龍の長弟・法名釋啓龍(帰依 啓龍 師)、末弟・法名釋剛龍(帰依 剛龍 師)が就任しています。
住職代務(院代)は、室町時代より、鳥丸家(藤原北家〈藤原四家〉)・唐雲山 虎竹寺の9師を散見することができます。
当院は、球陽会館・寺務所(事務所)に、『沖縄県宗教研究会事務局』・『岡山大学大学院仏教研究会事務局(岡山県)』・『琉球大学仏教研究会事務局(西原町)』を併設しています。
また、『コザ仏教壮年会』・『コザ仏教婦人会』・『コザ仏教青年会』・『コザ仏教子供会』・『沖縄親鸞研究会』・『コザ仏教研究会』・『コザ浄土真宗研究会』、書籍出版・論文執筆・新聞連載・ラジオ出演・講演活動の寺院・住職活動、布教・伝道・開教活動を展開しつつ、24時間・365日、伽藍・境内の防火・防災・防犯・新型コロナウイルス感染症の対策を実施しています。
昭和48(1973)年、当院は、浄土真宗本願寺派・沖縄県より、宗教法人『球陽寺』・公称『コザ山 ライカム院 球陽寺(コザ本願寺)』を認可されました。
同年、仏縁から、帰依院釋宗龍法師の親戚寺院・安徳寺を吸収合併、寺督・家督を相続しつつ、鎌倉時代、以降、清和源氏(多田源氏〈摂津源氏〉)伝来の本尊『阿弥陀如来』・脇掛『親鸞聖人』・脇掛『蓮如上人』・御影『親鸞聖人』・寺宝『安徳大仏・安徳釈迦・安徳大観音・安徳観音・安徳文殊・安徳地蔵・安徳賓頭盧・安徳七神神・安徳仁王・安徳大獅子(十二支獅子〈子獅子・丑獅子、寅獅子・卯獅子、辰獅子・巳獅子、午獅子・未獅子、申獅子・酉獅子、戌獅子・亥獅子〉)・安徳金獅子・安徳銀獅子・安徳天地獅子(天獅子・地獅子)・安徳大龍柱・安徳龍柱・安徳龍宮神』を継承しました。
現在、九鼎『コザ名物』として、本尊『阿弥陀如来』・御影『親鸞聖人』・木像『袋中上人』・石像『コザ大仏』・銅像『コザ釈迦(釈迦如来)』・石像『コザ大観音(大観音菩薩)』・銅像『コザ観音(観音菩薩)』・銅像『コザ文殊(文殊菩薩)』・石像『コザ地蔵(日光菩薩・月光菩薩・星光菩薩)』・石像『コザ・ビジュル(コザ爺婆)』・石像『コザ・ビジュル(アンパンマンシリーズ)』・石像『コザ七神神(恵比寿天・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋尊)』・石像『コザ仁王』・石像『コザ大獅子(十二支獅子〈子獅子・丑獅子、寅獅子・卯獅子、辰獅子・巳獅子、午獅子・未獅子、申獅子・酉獅子、戌獅子・亥獅子〉)』・石像『コザ金獅子・コザ銀獅子・コザ天地獅子(天獅子・地獅子)』・石像『コザ大龍柱(大龍柱)』・陶像『コザ龍柱(龍柱)』・石像『コザ龍宮神(龍宮神)』を一般公開しています。
本尊『阿弥陀如来』は、宝永年間(1704年~1711年〈江戸時代〉)、徳川吉宗 公(江戸幕府・第8代将軍)の御用仏師(奥仏師)・円鏡上人の作品と伝承されています。
御影『親鸞聖人』・木像『袋中上人』・石像『コザ大仏』・銅像『コザ釈迦』・石像『コザ大観音』・銅像『コザ観音』・銅像『コザ文殊』・石像『コザ地蔵』・石像『コザ・ビジュル』・石像『コザ七神神』・石像『コザ仁王』・石像『コザ大獅子』・石像『コザ金獅子・コザ銀獅子・コザ天地獅子』・石像『コザ大龍柱』・陶像『コザ龍柱』・石像『コザ龍宮神』は、当院・門信徒より奉納されています。
昭和49(1974)年、当院は、『琉球五山・第五位』・『コザ五山・第一位』の五精舎・十塔所に認定されました。
平成18(2006)年には、源氏の会(東京都)・源 頼朝の会(神奈川県)・源 義経の会(岩手県)・徳川家の会(東京都)より、公称『源氏ゆかりの寺院』・『徳川家ゆかりの寺院』、公紋『笹竜胆』・『三つ葉葵』を認可されました。
帰依家(当院・歴代住職)・家紋の定紋(表家紋)『笹竜胆』は、『平治の乱』以降、『宇治川・一ノ谷・屋島・壇ノ浦の戦い』など、『源平合戦(治承・寿永の乱)』にて源氏(源 頼朝 公〈鎌倉幕府・初代将軍〉)が旗印としたことから、『源氏ゆかりの家紋』・『日本最古の家紋』と伝承されています。
帰依家・家紋の替紋(裏家紋)『三つ葉葵』は、徳川家(松平家)が源氏であることから、浄土真宗本願寺派・宗紋の主紋『下がり藤』・副紋『五七桐』、同様、江戸時代(元禄年間)より、代々、法務・寺務にて重用しています。
令和元(2019)年、当院は、特許庁(東京都)より、登録商標(寺号)『球陽寺』・『コザ本願寺』を認可されました。
当院は、宗教・宗旨・宗派を問わず、無料相談(仏教・浄土真宗、お仏壇・お墓、お位牌・ご遺骨、お葬式・ご法事・年中行事、納位牌・納骨、永代供養・永代経)を受付中(予約制)ですので、門信徒・有縁者・観光客、皆様のご参拝・ご観光を心よりお待ち申し上げます・・・「いつも心に南無阿弥陀仏を」。
※当院の主たる寺号『球陽寺』・副たる寺号『コザ本願寺』は、特許庁の登録商標です。
※当院は、仏教・浄土真宗に帰依することは、勿論、宗教哲学、就中、『琉球・沖縄学』を研究する東アジア圏固有の寺院立場から、仏教・浄土真宗の教義・教学、布教・伝道、作法・心得と『琉球・沖縄学』の風徳・土徳が相反する場合、両者の基礎研究(純粋研究)・応用研究(比較研究)における学術的・学問的交流の一環と考慮していただきますよう、何卒、ご理解・ご協力を宜しくお願い申し上げます。
※当院は、書籍出版・論文執筆・新聞連載・ラジオ出演・講演活動などの寺院・住職活動、布教・伝道・開教活動に取り組んでいます。
※電話相談(無料)『仏教・浄土真宗・「琉球・沖縄学」』
担当:前住職・帰依 龍照
098-933-6431(午前10時〜午後5時)
090-9788-4347(午前10時〜午後5時)